こんにちは、お客様相談窓口です。今年は「身近な病気別検査項目の見方」についてお送りします。
今回は“C型肝炎その1”です。

    肝炎はさまざまな原因で肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなる病気です。国によって大きく
    異なりますが、日本の場合ウイルスの感染によるものが全体の約8割を占め、残りはアルコールや
    薬剤等があげられます。ウイルス性肝炎の中で慢性化しやすい肝炎はC型肝炎です。


現在、日本人のC型肝炎罹患率(HCV感染)は高く、全国で200万人から300万人と推定されている。
C型肝炎ウイルスの感染経路
 

病院内での注射の回し打ちや予防接種の注射の回し打ちなど、医療感染源である可能性も否めません。

さあ!C型肝炎の検査項目は!?

※まずは肝機能を調べます。

GOT-(AST)・GPT-(ALT)
      …肝臓などに障害が起こっているかどうかを調べる検査です。(正常値:GOT・GPT〜40IU/l)
       ※肝細胞に障害が起きると、GOT(AST)やGPT(ALT)が血液中にもれ出るので数値が高くなるよ!!

γ-GTP……アルコールによる肝臓障害を調べる検査です。(正常値:〜55IU/l)
        ※肝臓障害の原因がアルコールなのかそれ以外なのかをチェックする指標になるよ!!

総蛋白……肝臓や腎臓の機能の状態を最初に調べる時にGOTやGPTとともによく用いられる検査です。
        (正常値:6.5〜8.0g/dl)
       ※昔は栄養状態を調べるために行われていたよ!!

アルブミン…肝臓障害が起こっていないかを調べる検査です。(正常値:4.0g/dl〜)
       ※アルブミンは肝臓でつくられるタンパク質で数値が下がると肝機能障害が強く疑われるよ!!

ビリルビン…肝細胞障害や胆道疾患によるビリルビン摂取・排出の異常を調べる検査です。(正常値:1.1mg/dl)
       ※肝細胞が壊れると血液にビリルビンが流れ出してくるので、身体の色が黄色くなるよ!!(黄疸)

HCV抗体…HCV(C型肝炎)ウイルス自体が存在するかどうかではなく、ウイルス感染により身体が反応して
        つくり出した抗体を調べる検査です。(正常値:−(陰性))

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