こんにちは、お客様相談窓口です。
今年は「身近な病気別検査項目の見方」についてお送りします。
今回は“高脂血症その1”です。

  私達の血液の中に含まれている脂質には、「コレステロール」「中性脂肪(トリグリセライド)」などがあり、
  それぞれ身体にエネルギーを供給したり、身体の組織をつくるなど、重要な働きをしています。高脂血症
  とは血液中にこれらの脂質が異常に多くなった状態を指します。

血液中のコレステロールには、大きく分けて「LDL(悪玉)コレステロール」と「HDL(善玉)コレステロール」の2種類があります。LDLコレステロールはコレステロールを全身の細胞に運ぶ重要な役目がありますが、血液中に増え過ぎると血管の内側の壁にくっつき、その結果動脈硬化を促してしまうので『悪玉コレステロール』と呼ばれています。一方HDLコレステロールは細胞内や動脈内にある不要なコレステロールを取り払う重要な役目があり、その結果高脂血症や動脈硬化を防いでくれるので、『善玉コレステロール』と呼ばれています。

さあ!高脂血症の検査項目は!?


総コレステロール

     ・・・血液中に含まれるすべてのコレステロールの量を測定します。(正常値:130〜219mg/dl)
中性脂肪(トリグリセライド)
     ・・・血液中に含まれる中性脂肪【グリセロール(アルコールの一種)と結合した脂肪】の量を測定
        します。(正常値:35〜149mg/dl)
       ※余分な脂肪は皮下脂肪として蓄えられるよ!
HDLコレステロール
     ・・・血液中に含まれるHDLコレステロールの量を測定します。(正常値:40mg/dl以上)
       ※一般に女性の方が少し高い値だよ!
LDLコレステロール
     ・・・血液中に含まれるLDLコレステロールの量を測定します。(正常値:140mg/dl未満)
       ※LDLコレステロールの換算方法
       総コレステロール−HDLコレステロール−(中性脂肪×0.2)

 

血液検査当日の朝食を抜く理由は!?


食事を摂ると、食品中に含まれる脂肪分は消化・吸収され、血液中の脂質量が増えます。その影響は10時間以上続くため、検査を受けるのは食事から12時間以上経過した後が望ましいとされています。前日の夜9時までに夕食を済ませ、検査当日の朝食は摂らずに採血して調べれば、ほぼ確実に空腹時の検査結果が得られます。

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