こんにちは、お客様相談窓口です。
今年は「身近な病気別検査項目の見方」についてお送りします。
今回は“高脂血症その2”です。

 痛みもなく、気づかないうちに進行する高脂血症は、そのまま放置すると、高血圧症や心筋梗塞、脳梗塞等の生活習慣病を引き起こしやすくなります。

高脂血症の場合、特に悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高いと、活性酸素の影響を受け動脈硬化を起こしやすくなります。また、高脂血症の他に“高血圧症”“糖尿病”“肥満”も動脈硬化の危険因子です。この4つの因子が重なると病気を発症するだけでなく、【死】に直結しやすいので、高脂血症を含めた4つの因子は「死の四重奏」と呼ばれています。しかも高脂血症の場合は、血液中の総コレステロール値が高くなる度に心筋梗塞発症の確率が高くなります。


コレステロール
220〜239mg/dl
240〜259mg/dl
260〜279mg/dl
280〜299mg/dl
300mg/dl
以上
心筋梗塞発症
の確率
1.5倍
2.0倍
2.5倍
3.0倍
4.0倍

さあ!高脂血症治療の目標値は!?
患者分類
脂質の管理目標値(mg/dl)
冠動脈疾患*
LDLコレステロール以外の
主な危険因子の数**


コレステロール

LDL 
コレステロール
HDL
コレステロール
中性脂肪
なし
240未満
160未満
40以上
150未満
220未満
140未満
200未満
120未満
4以上
あり
180未満
100未満
参考資料:日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患診療ガイドライン」 

                        
*冠動脈疾患
  心筋梗塞・狭心症
**LDLコレステロール以外の主な危険因子
 ・加齢(男性45歳以上/女性55歳以上)  ・高血圧  ・糖尿病(耐糖能異常を含む)  ・喫煙
 ・冠動脈疾患の家族歴  ・低HDLコレステロール血症(40mg/dl未満)

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